日本産ヒヨドリの亜種

アマミヒヨドリ
Hypsipetes amaurotis ogawae

 全体的な色彩は亜種ヒヨドリと同じですが,灰色みがより濃いことで,暗色に見えます。
 トカラ列島,奄美群島で留鳥として見られます。

 体色はかなり暗色で,フィールドでは茶色い鳥として認識できます。
 与那国島を除く八重山諸島の島々で留鳥として見られます。

 体色はアマミヒヨドリより暗色とされますが,フィールドではあまり差異を感じられません。
 沖縄本島とその周辺の島々,宮古群島で留鳥として見られます。

 日本産ヒヨドリの亜種は8つの亜種に細分されており,南部ほど暗色になる傾向があります。本種の分布は日本と朝鮮半島南部のみであり,世界的には希少種名のですが,狭い分布の範囲でこれだけ亜種が細分されているのは稀なことです。身近な野鳥の1種であり,観察をするのはそこまで難しくないので,八重山などを訪れたときには「なぁんだ,ヒヨドリか」と決めこまず,じっくり観察することをおすすめします。
  亜種ヒヨドリの写真はこちらを参照してください。

沖縄県東村 2022年5月9日 

タイワンヒヨドリ
Hypsipetes amaurotis nagamichii

 体色は最も暗色で,ほぼ全身が茶褐色であり,顔の模様を見ないと別種として認識されることもあります。
 与那国で留鳥として見られますが,名に反して台湾には本種が分布していません。

沖縄県与那国島 2010年3月29日 

沖縄県石垣市 2011年3月27日 

イシガキヒヨドリ
Hypsipetes amaurotis stejnegeri

リュウキュウヒヨドリ
Hypsipetes amaurotis pryeri

鹿児島県龍郷町 2007年2月25日

 このほか小笠原群島には亜種オガサワラヒヨドリ squamiceps が,大東諸島には亜種ダイトウヒヨドリborodinonis が,硫黄列島には亜種ハシブトヒヨドリmagnirostris がそれぞれ留鳥として見られます。